多くの方が収益の1つとして導入するGoogleアドセンスですが、ポリシー違反を理解できていますか?
- 無効なトラフィックって何だろう
- 何がポリシー違反にあたるのかわからない
- SNSでの収益報告はしていいの?
こんなお悩みを解決するべく、この記事では処分の重い無効なトラフィックによるポリシー違反を中心に解説していきます。

せっかくのアドセンス合格無駄にしたくない

まずは運用するための規約を知っていこう
Googleアドセンスは合格するまでも大変ですが、合格してからも規約などを理解して運用をしていく必要があります。
- 無効トラフィックの定義
- 初心者がやってしまいがちな違反5選
- 収益画面の公開はしていいのか

では、早速見ていきましょう。
無効なトラフィックの定義と違反
Googleアドセンスの規約には以下のように記載されています。
広告主の費用やサイト運営者の収益を増やすために作為的に増やす可能性のあるクリックやインプレッションのことです。
AdSenseヘルプより引用
ではこの定義に従って、初心者がやってしまいがちなポリシー違反を紹介します。
自己クリック
アドセンスに合格して喜んだのも束の間・・・
- 閲覧数が少ない
- クリックしてくれない
ブログ始めたばかりはPV数も少なく、収益できないことへの不安が募るでしょう。
また周りでどんどん収益しているのを見て焦ってしまうこともあると思います。

バレないよね?
自分で・・・クリックしようかな
絶対にダメです!!
IPアドレスで自分がクリックしたことはすぐにわかるようになっています。
最悪の場合、ポリシー違反でアカウント停止などの処分が下されてしまいますので、注意しましょう。
誤ってクリックしてしまった場合は?
自分のサイトや記事の状況を見るのに、スクロールしている最中に誤ってクリックしまうこともあると思います。

ヤバい・・クリックしちゃった
これに関してはGoogle側も認識しているので、頻度が多くなければ特に問題視する必要はありません。
ただし頻度が多くなると悪質と判断されてしまいますので、自己クリックしないように注意してください。
インプレッション数の増加
インプレッションとは、広告が表示された回数を意味しています。
- 記事書けたしプレビュー見よう
- ちゃんと表示されているか確認しよう
始めのうちはこのような行動で記事を確認をしていることもあるでしょう。
その際に広告表示されていると、知らず知らずのうちにインプレッション数あげている可能性があります。
自分は確認のつもりでも過度にやり過ぎてしまうと、Googleは悪質と判断してしまう可能性もあります。
具体的なPV数は記載されておりませんが、1円の収益はほとんどがインプレッション数によるものが多いです。
- クリックされていない
- PV数が多くない
こういった場合は、自己表示によるインプレッション数増加による収益の可能性が高いです。
当然このような収益は減額され、最悪の場合はポリシー違反でアカウント停止などの処分が下されてしまいますので注意しましょう。

アドセンス狩りの兆候がない場合の広告停止は、インプレッション数による可能性が高いよ
広告クリックを誘導する
どうしても収益しないからと友人などにクリックをお願いする、またはクリックを促す文章の記載はやめましょう。
自己クリックでも説明しましたが、GoogleはIPアドレスの情報を認知しています。

同様のIPアドレスから毎日のクリックされていたら、Googleはすぐに怪しいと思うよね

記事内に明記していなくてもわかってしまうこともあるからね
こういった行為も最悪の場合は、ポリシー違反でアカウント停止などの処分が下されてしまいますので注意が必要です。
第三者によるポリシー違反
ここからは運営者自身によるものではなく、第三者によるポリシー違反で有名なアドセンス狩りについて解説していきます。
アドセンス狩りとは
Googleアドセンスの規約では以下のように記載されています。
1人以上のユーザーが繰り返しクリックして、クリック数やインプレッション数を増やすこと
AdSenseヘルプより引用
このように意図的に第三者(特定の同一人物)による連続広告表示やクリックする行為のことをアドセンス狩りと呼ばれています。
なぜ初心者は狙われやすい?
活動報告の一環や喜びのあまり、SNSなどにアドセンス合格を公表する人も多いでしょう。
当時の私も知らずに喜びのツイートしましたが、このような合格通知を見て、アドセンス狩りされている傾向にあります。
- 対策されていなさそう
- アドセンス運用を知らなさそう
ほんの一例ですが、初心者はブログ運用そのものを開拓中の方が多く、アドセンス狩りというものや対策を知らない場合が多いです。

合格してすぐ運用するのではなく、ポリシーなどを確認したうえでアドセンスを運用すると良いね
当然アドセンス狩りも無効トラフィックとして処理し、最悪の場合はポリシー違反でアカウント停止などの処分が下されてしまいます。
収益金額を公表するのはダメ?
※こちらは「無効なトラフィック」とは別になります
アドセンスで初収益したとき、いつも以上に収益金額が多いとき、SNS上でアドセンスの収益画面を公開する人はとても多いです。
しかし、Googleアドセンスの規約には以下のように記載されています。
お客様は、当社の事前の書面による承諾なくGoogle機密情報を開示しないことに合意するものとします。(中略)本サービスとの関係において広告媒体の実績に関連したクリックスルー率その他の統計。(中略)お客様は、自らによる本サービスの利用によりもたらされたGoogleによる支払総額を正確に開示することができます。
AdSenseオンライン規約より引用
この規約を要約すると以下のようになります。
残念ながら、管理画面で見られる金額を公開するのは規約違反になります。
見積もり収益を公開したい場合は、オブラートに包んで表記することが望ましいでしょう。
- うまい棒○個分
- 缶コーヒー○個分
- ○桁になった

これ知らない人多いね・・・

もし管理画面公開している人見かけたら「おめでとう」だけではなく、「規約違反だよ」と教えてあげてね
ポリシー違反への措置
代表的な無効なトラフィックを中心に違反行為について説明してきました。
ここからは無効なトラフィックでの違反措置はどのようなものがあるか見ていきましょう。
- 広告配信の制限
- アカウント停止
- アカウント無効
違反内容に応じて、上記3つのうちどれかが措置として取られます。
広告配信の制限
違反が確認された際に、Googleは広告の数を制限する場合があるとされています。
無効なトラフィックでの違反は、Google側で自動的に審査や更新されますので、運営者側は待つしかありません。
アカウントの停止
度重なるポリシー違反や著しい違反があった場合は、Googleはアカウント停止する場合があるとされています。
アカウント停止中、広告表示はされません
また無効なトラフィックによって収益した分は全て減額されます
30日経過すると自動で広告配信は復活しますが、再度ポリシー違反を犯してしまうと再び停止またはアカウント無効になりかねません。
アカウントの無効
アカウント停止処分を何度も繰り返す、何度もポリシー違反を犯す行為などはアカウント無効になる場合があります。
無効なトラフィックによるアカウント無効処分は、今後アドセンスを利用することができません。
新規アカウントでもアドセンスを利用することができませんので注意してください。
まとめ
Googleアドセンスを運用していくには、たくさんの規約を守って正しく運用していかなければなりません。
普段、何気なくしている行動が累積してしまうと、上記のような違反措置が取られてしまいます。

知らないで運用していて、違反になってしまうのは当然もったいないね
ここで紹介したものはよく見られる行動の一部ですが、アドセンス合格後には確認しておくべきです。
下記ページは対策だけではなく、正しく運用するために見るべきポイントも解説しています。
基礎をしっかりと身につけて、楽しくアドセンスを運用していきましょう。